ご存じかと思いますが、日本の人口減少に伴って空き家の数が年々増加しております。
ここでは、賃貸住宅を除いた所有している空き家に限定して申し上げますが、約349万戸になっているそうです。
このように、空き家が増加している主な原因は様々ありますが、「売りたくても売れない！」という状況も少なくありません。
私共が、ご相談を受ける中で多いのが以下になります。
例えば・・・・・
①共有相続した後、売却しようとしても他の共有者が
・認知症になった
・非協力的、意見がまとまらない
・共有者の一人が死亡し、さらなる相続が発生し、疎遠になってしまった。
②以前、査定をしてもらったが、価格が低くくて納得できず、そのまま放置していたら、もっと安くなった。
③境界が不明、残置物が大量にある、家がボロボロで恥ずかしくて対応したくない。
④親の不動産を相続したが、管理費がかかる不動産でとても困っているけど、遠方で詳細が全く分からない。
⑤田舎で知り合いが多く、近所の目が気になる。
⑥「代々受け継いだ家だし」と思い、維持管理費用だけが増え続けている。
などです。

◇動き出した国
国は管理状態が悪い空き家の修繕や建て替えを促すために固定資産税の優遇措置を見直して、増税の検討をはじめました。
2024年度にも、新たな課税を開始する予定となっています。

◇すでに動き出している法律「空き家対策特別措置法」
2015年に空き家対策として施行されました法律「空き家対策特別措置法」ですが、空き家が危険な状態にある場合は、自治体が取り壊すことも可能になっています。（後に代金が請求されます）
取壊しまでいかなくても、空き家を放置することで指示を受けますし、過料に課されることもあります。
また、空き家が原因で、第三者に損害を与えた場合はその責任を負うこともあります。

◇国も悪かったのでは？
これまでは、住宅取得のための住宅ローン減税等で新築重視の政策を行ってきましたし、後先をあまり考えなかった大量の住宅供給のツケが今になって急速に回ってきたと言えます。

弊社ではセミナー開催を通じて、
スムーズでもめない「実家と我が家のたたみ方」をしていただくために、努力をしております。
個別無料相談を受け付けております。

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